sumile TOKYO 詳細情報口コミ・レビュー一覧

名称

sumile TOKYO　

施設説明

モダンなイタリア料理が楽しめるおしゃれなレストラン。シャンデリアやアンティーク家具で演出したスタイリッシュな店内も魅力。

所在地

〒150-0047 東京都渋谷区神山町４０−５小松ビル 1F

営業時間

月曜日: 11時30分～14時30分, 17時00分～22時00分
火曜日: 11時30分～14時30分, 17時00分～22時00分
水曜日: 11時30分～14時30分, 17時00分～22時00分
木曜日: 11時30分～14時30分, 17時00分～22時00分
金曜日: 11時30分～14時30分, 17時00分～22時00分
土曜日: 11時30分～14時30分, 17時00分～22時00分
日曜日: 11時30分～14時30分, 17時00分～21時00分

電話番号

03-5738-7139

URL

http://www.sumiletokyo.com/

レビュー件数

229

注目キーワード

イタリア料理店

価格帯

お手頃

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総合評価：

82.60pt. / 100pt. 371位 / 623件中

Google評価4.4 / 5.0 ( 88.0pt. )

198位 / 640件中

評点合計28.0 / 30.0 ( 93.3pt. )

182位 / 638件中

高評価率6 / 7 ( 85.7pt. )

296位 / 634件中

5つ星評価率4 / 7 ( 57.1pt. )

328位 / 620件中

非低評価率6 / 7 ( 85.7pt. )

442位 / 634件中

非1つ星評価率6 / 7 ( 85.7pt. )

524位 / 638件中

ランキング推移

レビュー投稿

レビュー一覧

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Fairy Parade

評価：

投稿日：2ヶ月前

このレストランは、DREAMS COME TRUEの二人がプロデュースしたレストランである。そう聞くと、どこか音楽的な装飾が全面に押し出された空間を想像するかもしれないが、実際にはもう少し静かで、じわじわと効いてくる“余韻のような演出”だった。

日曜の昼下がり、家族で渋谷の「sumile TOKYO」を訪れた。通されたのは、店の中央に据えられた楕円形の六人掛けの席。その片側を三人で使わせてもらえるという、偶然の好配役。周囲との距離感が絶妙で、まるで舞台の中央に座らされたような感覚だった。

店内の壁には、青一色の油絵が静かに呼吸している。派手さはないが、空間に確かな深みを与えていた。その色はどこか“古い映画の中の静寂”を思わせるもので、見る人の記憶を何かと結びつける。店内にはDREAMS COME TRUEの楽曲が絶え間なく流れており、それはまるで空気のリズムを整えるメトロノームのよう。耳をふさぐ音ではなく、空間を包むひとつの「温度」だった。

ランチは三種のコースからBコースを選んだ。これはいわば「穏やかな戦い」の構成。胃に無理なく、心にしっかり届く、そんな中庸の知恵である。最初に登場したスムージーは、小ぶりながら“講師の第一声”のような存在感を放ち、口に含んだ瞬間、静かに場が整った。なおB,Cコースにはパスタに加えて主菜があり、チョイスはポーク、サーモン、ビーフ（+500円）。前菜、パスタにもチョイスがある。

パスタと主菜は、どちらも食材の輪郭がくっきりしていて、一口ずつにきちんとした「構成」がある。見た目に走らず、かといって無骨でもない。いわば“ビート紙のような品格”があり、皿ごとに小さな物語が紡がれているようだった。

特筆すべきは、デザートに登場したパンナコッタ。オレンジピールがまるで“封蝋”のように香りを閉じ込めており、ほろ苦さが甘さを優しく叱る。食後に記憶の片隅で再演されるタイプの一品——いわば「旅先で偶然出会った傑作」のようだった。

接客は「影の舞台監督」のような立ち回りで、料理のテンポや会話の流れを損なわない。主張せず、しかし見逃さない。まるで“気配で成立する所作”のような接客が、この店のもうひとつの魅力だった。

渋谷駅から徒歩10分。代々木公園へも手を伸ばせば届く距離にあり、都会の喧騒から半歩だけ離れた、絶妙な立ち位置。料理を味わうことそのものが“演出”になるような、そんな舞台に一度、足を踏み入れてみるのも悪くない。